NO GOOD PEOPLES

仕事が出来ない

日常の中の仕込みをしている

f:id:DHFclub:20230602124748j:image

梅雨支度をした。仕事用のパンツをコットンのディッキーズ874からGUの化繊スラックスに変えて、シャツをポロシャツに変えて、レインブーツを引っ張り出してきて綺麗にした。そんなに大層な事をしているわけではない。時間にすると2時間くらいで終わってしまう。土曜日の午後暇な時間にササっとやってしまえるような些細な作業。ただそれだけの作業でこれから過ごす毎日の快適度が違う。本当はパタゴニアのバギーズショーツにサンダルで行きたいくらいだけれどうちの会社はお堅いので、上記の格好が限界。こういう日常をより良くするための仕込み、準備のようなものを私たちが子供だった時には親がしてくれていたと思うと、それは正しく愛だなと思う。今は未来の自分のために愛をこめてササっとそういった日常の中の仕込みをしている。

日常の中の仕込みっていい言葉だ。丁寧な暮らしが指を指して笑われるインターネットになってしまった今だけれど、結局私たちは暮らしを継続していかないと行けないのだから、そこに楽しみを見出す事はいい事だと思う。簡単に終わる作業で他によくしているのは、掃除機をかける事。随分長く使っているマキタのコードレス掃除機があって、それを1日に2、3回かけるようにしている。うちには猫が居るので、毛が舞う前に取ってしまおうという魂胆。丁寧に行う必要はないと思っているので、スマホを触りながらとか、ビールを飲みながら適当に掛けている。7割くらい取れればいい。質より量だと思っている。日常のケアを増やすことがまずは大切なのだと思う。掃除をしていると昔何かで読んだ、中世の魔女として扱われてきた女性達は実は生活の知恵を多く持った日常のケアのプロの事だったという話を思い出す。部屋を生活に保つことが疫病から自分を守ることにも繋がる。その為のケアとして掃除を行うことはとても重要だ。だから彼女達の多くはネズミや害獣対策用の猫を飼い、いつも箒で部屋の中を綺麗にしていたのだという内容で、ものすごい納得してしまった事を覚えている。