NO GOOD PEOPLES

仕事が出来ない

天国でありますように

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なか卯が好きでお昼時になか卯が目に入ると脳よりも身体が先に反応して私の身体はなか卯に吸い込まれてしまう。昔京都に住んでいた時は家からすぐのところになか卯があって深夜とか早朝とかそういう意味の分からない時間に、そんな時間に食べるべきではないうどんと親子丼のセットを食べて明るくなる空を眺めていたりした。

今日も五反田のなか卯のテーブル席でご飯を美味い美味い言いながら食べていたら隣のテーブルの会話が耳に入ってきた。多分同い年くらいの女性で日本はライフワークバランスがクソだからシンガポールに行く。日本はヘルシーじゃやない。シンガポールに恋人がいるから一緒に暮らす。家賃が高いから恋人はドミトリーに住んでいて、私もそのドミトリーに部屋借りる。等等思うところがあるのだろうって感じで大爆発していて、シンガポールが彼女にとっての天国のような場所でありますようにとうどんを啜りながら私は思ったのだった。それと同時に日本は私にはとってはいい感じだなとも思う。多くを望まない人々にとっては最低限楽しくて、なんとなく安全でなんとなく自由であれば十分なのかもしれない。ゆっくりと衰退していく日本で、自分もゆっくりと衰退していくことを受け入れられる人にとってはちょうどいいのではないだろうか。年収450万円でやたらと休みが多い仕事にありつけただけで取り敢えずは満足だなと思う。私は日本に傷付けられていないからこの程度で満足しているのだなと理解する。