ビットコインが好きだ

ビットコインが好きだ。ビットコインがというよりも暗号通貨と言われるものたちが好きだ。非中央集権的である所とか、匿名性とかそういうところでは無くて、全く意味がわからないところが好きだ。暗号通貨の仕組みも存在している理由も全く全然分からない。本当にこの世に必要なものなのだろうか。私はいらないと思う。現金を持って移動するのは確かに面倒だけどクレジットカードがあれば全てオーケーだと思っている。どこでいつビットコインを使うのだろう。全然存在理由が分からない。詳しい人がたくさんいるから少しでも調べればすぐに分かるのだろうけど、それすら面倒だ。最もよく分からないのは昨日と今日で値段が倍になったり半分になったりするところ。朝起きたら前日よりも10万円少なくなったりしている。不思議。ただ私はビットコインが好きだ。

自分の一切理解できないものが、理解できないシステムによって動いている。たまに思い出してビットコインのチャートを見ると、高くなったり安くなったり毎日変動していて、私がビットコインの事を全く考えない４ヶ月間を過ごしていたのに、ビットコインはちゃんと４ヶ月安くなったりすごく高くなったりしている。偉いなと思う。健気だとも思う。誰にも理解されないのに、毎日頑張って安くなったり高くなったりしている。そういうところが好き。誰にも理解されないのは私だって同じ。理解されなくても良いから毎日生きるのだ。私を理解しなくても、理解できないところが好きだと思ってくれる人がきっとたくさんいる。ビットコインって全然理解できない。