隅田川の花火大会を打ち上げ会場のすぐ隣の会場で見た。地下鉄の駅から人が溢れて、道路にも沢山も人がいた。100万人以上の人が花火を見に来ていたと翌日のニュースで聞いた。沢山の人がいた。浴衣を着た若い男女、老夫婦、人種も様々だった。音が聞こえた。花火が打ち上がる音が聴こえて、光が空に弾け飛ぶ。光が目に届くと同時に耳には音は届いた。距離が近いからだった。花火の周囲には多くのヘリコプターが飛んでいた。花火が打ち上がるたびに火薬の粕が頭上に降り注いだ。ビニールシートに広げていた食事の上にもそれは降り、口の中でジャリジャリと音を立てた。みんな上を向いて笑っていた。地上から空を見上げて、光を見て笑って音を聞いて驚いていた。
